悪戦苦闘   

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4月 からハングル語教室に通いだした。
家の者からも「何でまた?」と言われている。
自分でもたいした深い意味があって始めた訳ではない。私の友人は何人も、ヨン様や、ビョンホンとか言って夢中になっているが、どちらかというと日本にだって素敵な俳優はたくさんいるのにと冷ややかに見ているほうだ。
何故?聞かれるとしいて答えるなら、韓国が好き、韓国料理も好き、物も安いから、手軽に何度でも行くかもしれないから、それにブログの友達が簡単なハングル語でコメントをくれるし、ちょっと言葉が解ればなにかと楽しいじゃないのという程度でハングル語入門コースに申し込んでみたのだった。
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行ってみて驚いた。韓流ブームのせいだろうか、若い人が多い、それに入門コースだけど、みんな挨拶程度は知っているようだ、私のように全くハングル語の知識がないという人間は少ないようだ。これはちょっと、動機があさはかだったかもしれない、ついていけるのだろうかと一瞬不安が横切った。
 案の定、まず、文字と発音を覚えるのに手間取った。誰だあ?「簡単らしいよ」なんて言ったのは、それを単純に信じた私もお粗末だった。文字を追うだけで肩が凝る、さっき読み方を教えてもらったのにもう忘れている。横棒が一本と二本で読み方が違う、同じように縦の棒が一本と二本だけで違う、一見単純に見えるが、それがかえって難しい。会話に入ってからもいろいろと覚えることが多い。

(最近の私の机の上はこんなありさま)↓
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昔、英語のアルファベットを覚えるのにこんなに苦労しただろうか、歳のせいだろうか、思うように頭に入らない。ほとほと、この歳になって自分の頭の程度を嘆いたことはない。
甘い考えでございました、ボケ防止なんて舐めた言い方でした、ちょっとかじってみようなんて無謀でした。反省しております。
教室では、二人ペアで声を出し合いながら覚えていくのだが隣の男性はスイスイと文字も読んで行く。「おたく、入門じゃなくて上級に行くべきじゃないの」って皮肉の一つも言いたいほど、私が迷惑かけている、足を引っ張るとはこのことだろう。
 毎週金曜日までに覚えていかなくてはならないことが、ガーンといつも頭にこびりついていて離れない。自然と空いている時間の殆どはハングルの教科書と首っ丈という毎日の生活スタイルには、まず本人が一番ビックリ、正直こんな筈ではございませんでした。
そうは言ってもここで挫折しては格好が悪い、てな意地で今のところ続いている。
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大体、日本人にはどうしても韓国に対して偏見を持っている人が多いように思う。実は私もそうだった。文化も経済も「日本に追いつき、追い越せ」を目標に日本を手本にしているのだと長い間思ってきた。だがそれは少しばかり思い上がった見方だと気が付いた。
韓国に行くと市場や街の活気は凄いしエネルギッシュだ、外国車は税金を高くするとか、割り箸を使わないなど、結構自国の技術や資源を大事にしていると感心したことも多い。
インターネット文化は日本より進んでいると言われる。映画も多く見ているわけではないが、最近の韓国映画は真面目な問題をテーマにしている、若年性の認知症を描いた映画も昨秋に見て泣かされた。ハリウッドさながらのスケールの大きい映画も、これが韓国映画なのかと驚いた。それに教室の先生が勉強にとDVDで音楽をきかせてくれるが、韓国の若者の音楽レベルは高い、それにファッションのセンスも素敵だと思う。いろんな面で、日本はとっくに、韓国に追い越されたのでは、と私は認識を変えている。
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何はともあれ、日本もお隣とは仲良くしなくてはいけない、言葉が解れば、もう少し韓国事情にも詳しくなるかもしれない。
はてさて、そんな大義名分をかざして、私の苦悩はいつまで続くのでありましょうや。





報告!
昨年12月に公開された映画「男たちの大和」のシネマエッセーコンクール」に
入賞したとの連絡を受けました。
2500名の応募がありヤマト賞10名、優秀賞10名、入選20名私はその他(佳作20名、努力賞50名)の賞品発送にかえて報告と言うものですが、何せ賞などいただいたことがありませんので、一人喜んでおります。みなさんの応援のおかげです、ありがとうございました。



  
 

by taizann | 2006-06-04 01:16 | エッセー

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