芸術の秋    

映画 「エディット・ピアフ”愛の讃歌”」
c0072993_1423834.jpg
私の大好きなシャンソン歌手と言うより彼女の歌う歌は心に沁みる歌が多い。
この映画は、ピアフの過去を時間軸で追わず、彼女の生きた時代を交錯させて描いている。
そのため集中してみていないと、波乱万丈の彼女の生き様に私は度々翻弄されてしまった。

彼女の生い立ちは数々の伝説があるそうだが、貧民街でカフェのシンガーとして働いていた
母親は17歳でピアフを生んでいる。
父は大道芸人であり、ピアフをノルマンディーで 売春宿を営む彼の母親に預け入隊する。こうしたピアフの幼い時の環境が、その後のピアフの人生に強いインパクトを与えたことは間違いないようだ。
母親と同様に街頭で歌うピアフに目をつけたのは名門クラブの経営者ルイであり、ピアフ(雀)
の名付け親でもある。
レコードを出し歌手として成功を納め大女優のマレーネ・デートリッヒにも賛美される。
ジルベール・ベコー、イブ・モンタンをもスターに導く。
c0072993_14314264.jpg
ピアフは数々の恋愛の末、不倫ではあるがボクシングの世界チャンピオンのマルセル・セダンとの至福の時間を過ごすが、セダンの飛行機事故の訃報、名曲「愛の讃歌」の誕生秘話で映画はクライマックスとなる。

晩年は度重なる交通事故、モルヒネ中毒に体は蝕まれ僅か47歳で没する。
c0072993_14585399.jpg

この映画で特筆すべきは、ピアフの20代から47歳で死ぬまでを演じたマリオン・コティヤールという女優の演技である。マリオンという人は、ピアフの人生を知らなかったらいが、ピアフの体の動き、息遣い、歌い方、普段の癖などを史料から、深く研究したらしい。
もちろん、私もピアフを知っているわけではないが、過去の映像などから知るピアフに瓜二つ
まるで本物のピアフが映画に出ているような錯覚を起こした。見事でした。

by taizann | 2007-10-24 15:55 | 映画評

<< 韓国歴史にふれる旅ーⅠ 旬の香り >>